内面溶着機【フラットフュージョンシステム】

【内面溶着機】フラットフュージョンシステムとは  

溶着技術の深い経験と豊富なノウハウによるオリジナル発想で、 安定したシール性と高い仕上がりのクオリティを誇る内面溶着を実現。機能性はもとより意匠性にも優れた高い付加価値を提供します。

こんなことで困っていませんか?

溶剤使用の場合
・生産工程の中で溶剤塗布工数を削減できないか?
・溶剤のはみ出しやふき取りによる不良率を削減できないか?
・溶剤管理にかかる時間を無くすことはできないか?
超音波溶着や振動溶着の場合
・振動によるストレスをなくし、内部部品へ与える影響をなくせないか?
・工場内の騒音をなくせないか?
溶着面の完全密閉が要求される場合
・パッキンを挟んでビス締めといった工数を削減できないか?
・Oリングなどのパッキンを使用しないで完全シールができないか?
・シール面の組立工数を削減できないか?
不良再生やリサイクルが必要な場合
・溶着面を簡単に分離できないか?
・分別廃棄を容易にできないか?

フラットフュージョンシステムなら解決いたします!

1 溶着面は安定したシール性が得られます。
2 溶着部分を均一にできます。
3 無振動なので内部部品に影響を与えません。
4 職場環境の改善ができます(騒音、高温、臭いがありません)。
5 複雑な形状にも対応できます。
6 発熱体(ワイヤー)に再度通電すると簡単に分離できます。

フラットフュージョンシステムの特長

溶剤不要

ビスレス

無振動

簡単分離

フラットフュージョンシステムのしくみ

樹脂製部品の間に発熱体を挟み、発熱体に通電し発熱させ、その熱により周辺の樹脂を 軟化・融解させ、樹脂製部品を加圧し溶着致します。 これにより溶着面は完全にシールされ、従来の溶着方法により発生する様々な トラブルを防止することができます。
1.  凹凸形状をつけたプラスチック成形品の間に発熱体を挟みます。
2.  発熱体に直接通電しジュール熱を発生させます。
3.  発生したジュール熱でプラスチックを溶融します。
4.  その間プラスチック成形品を加圧し溶着します。

フラットフュージョンシステム使用例

温度解析シュミレーション

使用例

 

【1】シール性要求品の場合、発熱体を2本ループ状にセットし、同等に発熱させます。
【2】発熱体の周囲の樹脂が溶融し、シールされます。

溶着対応樹脂

■ABS ■PP ■PS ■PE ■PC ■POM ■PMMA ■ABS/PC、
■PBT ■PPS ■PPA ■PET ■PA ■LCP ■PPO ■AS ほか
※現在までの溶着実績
※ガラス繊維入りの材料も溶着可能です(要相談)

製品ラインナップ

標準汎用機

 

外形寸法:幅700mm×奥行き900mm×高さ1900mm
重量:350kg
電源:AC200V 50/60Hz
エアー圧:0.5Mpa(5.0kgf/㎠)

標準治具交換式

 

外形寸法:幅800mm×奥行き900mm×高さ2000mm
重量:400kg
電源:AC200V 50/60Hz
エアー圧:0.5Mpa(5.0kgf/㎠)